🔰 そもそも「一時抹消」とは?
軽自動車をしばらく使わないとき、税金や保険の支払いを止めるために行う手続きです。
ナンバープレートを返却し、車検の効力も止まります。
✅ 抹消するかどうかの判断基準
以下の条件に当てはまる場合、一時抹消の手続きを行います。
- 入庫した際、車検の残り期間が半年未満(6~11ヶ月以内は支社長に確認する)
📄 最初に確認する書類
以下の書類が手元にあるか確認します
- 自動車検査証記録事項+自動車検査証(車検残ってる場合)
- 車検返納証明書(すでに抹消されていて名義変更をする場合)
- リサイクル券
- 自動車税納税証明書(継続検査用)(任意・あれば保管)
- 自賠責保険証明書
- 軽自動車所有者承諾書(オークションで買った車のみ)
🛠 自分で用意する書類
- OCRシート1号(名義や用途などを書く用紙)
- OCRシート4号(返納の理由を書く用紙)
- 自動車税申告書(税金に関する届け出)
- 県外転出申告書(※旧ナンバーが他県の場合のみ)
✍ 書き方のポイント
● OCRシート1号
項目 | 記入内容 |
---|---|
自動車検査証記入 | ☑ |
50 業務種別 | 4 記載変更 |
55 番号指示(用途2) | 1 自家用 |
55 番号指示(標板1) | 2 転入返納 |
《 記入箇所 》
①車両番号
③車台番号 末尾7桁
⑥1使用者に同じに☑
⑦1使用者に同じに☑
⑧所有者コード
⑨1使用者に同じに☑+(番、号、番地、棟番号等)を記入
項目 | 記入内容 |
---|---|
申請者(使用者) | 株式会社バディカ(住所は本社) |
(所有者) | 株式会社バディカ(住所は本社) |
(旧使用者) | 旧使用者の氏名と住所 |
(旧所有者) | 旧所有者の氏名と住所 |
日付 | 軽自動車協会に書類を持っていく日付 |

● OCRシート4号
《 記入箇所 》
①車両番号
②車両番号 末尾7桁
項目 | 記入内容 |
---|---|
申請者(使用者) | 株式会社バディカ(住所は本社) |
(所有者) | 株式会社バディカ(住所は本社) |
返納の原因 | 一時使用中止に☑ |
日付 | 軽自動車協会に書類を持っていく日付 |

● 自動車税申告書
項目 | 記入内容 |
---|---|
申告区分 | 3/6(通常) or 7/6(バディカ→バディカのとき) |
取得原因 | 1(売買) or 5(その他) |
課税区分 | 6 |
項目 | 記入内容 |
---|---|
納税(申告・報告)義務者 | バディカ本社住所、代表取締役、電話番号 |
所有者 | バディカ本社住所、代表取締役、電話番号 |
使用者 | バディカ本社住所、代表取締役、電話番号 |
旧所有者 | 車検証を見ながら記入 |
旧使用者 | 車検証を見ながら記入 |
《 記入箇所 》
①旧車両番号
②取得・変更・廃車等年月日 →軽自動車協会に書類を持っていく日にち
③初度検査(届出)年月日 →車検証を見ながら記入
④用途 →01乗用車 or 02トラック(貨物)
⑤種別 →4(軽)
⑥車体の形状
⑦車名(通称名) →ディーラー名(例:トヨタ)
⑧型式
⑨乗車定員
⑩車両重量
⑪車両総重量
⑫車台番号
⑬類別区分番号
⑭原動機の型式
⑮長さ・幅・高さ
⑯総排気量又は定格出力
⑰燃料の種類 →1ガソリン or 2軽油
⑱商品車である場合の古物商許可番号 →8110 8000 1715
⑲主たる定置場 →店舗の住所 →同枠内、右下の(カッコ)は旧使用者の住所(市or区まででOK)
⑳取得前の用途 →2自家用
㉑所有形態 →3商品車
㉒申告・報告義務者以外に当該申告に関わる者 →店舗の名前、住所、電話番号

● 軽自動車変更(転出)申告書(旧ナンバーが県外のときのみ)
《 記入箇所 》
①旧車両番号
②車台番号
③初度検査年
④車名 →ディーラー名(例:トヨタ)
⑤型式
⑥原動機の型式
⑦自動車の種別 →軽(三四輪)
⑧用途 →貨物 or 乗用
⑨自家用・事業用の別 →自家用 or 事業用
⑩車体の形状
⑪旧使用者(申告者)
⑫旧所有者
⑬旧使用の本拠の位置(主たる定置場) →旧使用者の住所
⑬新使用者 →バディカ本社
⑭新使用の本拠の位置(主たる定置場) →店舗の住所
⑮新車両番号 →自動車協会で新しく発行される番号を書く(軽自動車協会で書く)
●申請依頼書+承諾書(オークション仕入れの車両の場合)
オークションで仕入れた場合は申請依頼書が付いている(譲渡証明書と委任状のかわり)。車体番号のみ書いて軽自動車協会へ持っていく。

📦 軽自動車検査協会に持っていく書類
- OCRシート1号
- OCRシート4号
- 自動車税申告書
- 県外転出申告書(旧ナンバーが県外のときのみ)
- 申請依頼書+承諾書(オークション車の場合)
- バディカの印鑑証明コピー(複数台分あるときは1部のみ)
- ナンバープレート(前後2枚) ※地名が同じときは不要(例:野田ナンバー→野田ナンバー)
slackに報告
#f-3_書類登録管理に管理番号、車種、抹消、それぞれの金額、合計金額 を書き込む
例)
36212 タフト 自社 2860円
36186 N-BOX 抹消 1150円
本日4010円持ち出しします!

💰 発生する費用(目安)
項目 | 金額 | 条件 |
---|---|---|
県外転出申告 | 800円 | 旧ナンバーが他県のとき |
抹消手数料 | 350円 | 抹消する場合 |
🏠 会社に戻ってからの作業
🔹 原本として保管する書類(右上に「管理番号と車種」を書く)
- 車検返納証明書(原本)
- 車検返納確認書(原本)
- リサイクル券
- 自賠責(バディカ名義に変更する)
- 自動車税納税証明書(継続検査用)(あれば)
🔸 控えとして保管する書類
- 車検返納証明書(コピー)
- 車検記録事項
- 転出申告書(ピンク)
- 申告書控え
- FAX送付状(オークション仕入れの場合) →新しい車検証をコピーしてFAXしてから綴じる
→すべて「自社名義変更後車検証ファイル」に綴じます。
💻 パソコンへの入力作業
● 書類自税登録
- 「書類 → 書類自税登録」から入力
- 管理番号、自社登録日を入力(手続完了日は勝手に入力される)
- 「自社登録日」=名義変更や抹消をした日を入力
- 「入庫時プレート」=空白でOK
- 初回:名義変更入庫、以降は在庫処理
- 入力が完了したら登録→OKを押す

● 原価登録
- 仕入 → 原価登録
- 管理番号を入力
- 右下の■加修項目内の加修を押す
上部に科目名:加修(緑色)が表示されるので編集していく
・科目名:抹消
・投入日:軽自動車協会に持っていった日付
・金額(税込み):レシートに書いてある金額(税止めと抹消の項目は分ける)
・作業区分:外注先
・作業先:軽自動車協会
・適用:税止めは税止めと入力する - 入力が完了したら登録→OKを押す


原価入力が終わったら、レシートには赤ペンで管理番号・車種・用途を記入し、「原価支払済」ファイルに保管する。
⚠ 注意点
- オークションで購入した車は譲渡証明・委任状がなくても「申請依頼書」でOK
- 承諾書と申請依頼書がそろっていないと抹消できない
- 処理後は必ずSlackで書類報告を忘れずに!