目次
業務フローチャート
売掛相殺処理についての解説
今回は、売掛相殺処理について解説します。
今後、BUDDICAにおいて「売掛」や「買掛」という言葉を頻繁に使用しますので、まずその意味から説明します。
基本用語の説明
- 売掛: 車を販売したり、車検をしたりした際にお客様から頂かないといけないお金。
- 買掛: お客様から買取や下取りをしたり、整備や陸送業者さんに仕事を依頼し、BUDDICAから支払わなければならないお金。
売掛相殺の説明
売掛相殺とは、お客様に車を販売した際に下取り車がある場合、その下取り車を現金として扱い、システム上で入金処理することを指します。
例
- 車を150万円で販売し、下取りとして50万円を設定した場合:
- 売掛は注文書の総額150万円。
- 150万円 – 50万円 = 100万円。
- 下取り金額を売掛に充当する処理を売掛相殺といいます。
売掛相殺の手順
売掛相殺をするにはいくつかの手順があります。以下の手順に従って処理を行ってください。
ステップ1: 下取車の入庫処理
- 仕入れ登録の説明:
- 仕入れ登録画面を開き、新規取込をクリック。
- 下取車検索をクリック。
- 販売担当は自分の名前を選択し、検索を掛ける。
- 対象の注文書を選択。
- 車検証を見ながら、左上の型式指定番号から順に空白を埋める。
- 仕入日を入力し、原価登録をクリック。下取り金額が正しく入力されているかを確認。
ステップ2: 買掛登録
- 買掛登録の説明:
- 買掛登録とは、仕入金額を確定する処理。
- 間違えた金額で処理すると後々面倒なので、入庫処理を確実に確認してから行う。
- システムの操作:
- 勘定タブを選択し、買掛登録をクリック。
- 左下の新規取込をクリックし、在庫拠点を選択、検索をクリック。
- 入庫処理した車を選択し、買掛画面で下取額と一致しているか確認。登録を押す。
ステップ3:支払い登録
勘定タブの支払い登録ボタンより実施
ステップ4: 入金登録
- 入金登録の説明:
- 入金登録とは、下取車に対して設定したお金を注文書に紐づけ、システム上で入金処理すること。
- システムの操作:
- 勘定タブを選択し、入金登録をクリック。
- 注文検索をクリックし、販売担当を選択、検索。
- 対象データをダブルクリックして入金画面に切り替える。
- 入金日を車が入庫した日とし、入金区分を「下取り車」、入金額を「下取り額」、入金拠点を「在籍するお店」として追加。
- 差引残高が0円になれば、売掛は無くなり納車可能となる。
- 最後に登録をクリックして売掛相殺処理を完了。
重要事項の確認
売掛金を0円にしない限り、その車はまだお客様の物ではありません。必ず、車を引き渡す前に回収すべきお金を回収するようにしてください。
以上が売掛相殺処理の流れと注意点です。正確に処理を行い、トラブルを未然に防ぎましょう。