今回、BUDDICAでは人材育成システムの基盤となる【新人マニュアル】の作成に着手しています。
会社が変われば業務内容も変わり、新たに仲間入りしたメンバーは都度業務を習得する必要があります。
先輩社員に聞きたいけれど忙しそうでなかなか機会がない。
教えたいのは山々なのに、自身の抱えている業務で手一杯でどうしても後回しになってしまう。
こんな悩みは各育成現場で必ずと言っていいほど発生します。
そこで、BUDDICAでは新たな育成システムを構築していきます。
バディ伴走型育成システム
通常、新メンバーに対して教育係として付く社員のことを『メンター』と言いますが、BUDDICAでは『バディ』を使用し、伴走しながら業務マスターを目指します。
今回の新人教育マニュアルは、今後様々な育成システムが開発される中の一つでもあり、基盤となるものです。
基礎は基礎であり、不変の物である必要があります。
例えば、先輩社員によって解釈が違い、教える内容が違えば新メンバーは困惑します。
新人教育マニュアルは、新メンバーに対する面とは別に、バディになりうるすべての社員に対しても効果を発揮するものと認識してください。
マニュアルの使用方法

新メンバーが入店した店舗は、まず新メンバーと伴走するバディを選定します。
バディは、自らのコピーを作るのではなく、徹底的に基礎を固め、知識を間違うことなく教えることのできる人選をする必要があります。
新メンバーは、自ら業務マスターに向けたスケジュールを登録し、スケジュールに合わせてマニュアルを視聴し学習します。
動画コンテンツでは業務の流れを理解するインプット型学習

普段の先輩社員の業務を目で見て耳で聞き、体験することで内容は分からずとも流れを理解することはできます。
動画コンテンツでは、各業務の流れを一例を交えて解説しています。
先輩社員が行っていた業務が、なぜその業務を行っていたのか、そして何が必要なのかを動画で再確認、または予習することができます。
業務フローチャートで実践型体験学習

動画コンテンツは視聴時間が必要であり、実践の場では最適とは言えません。
動画コンテンツはあくまで業務を”知る”フェーズで使用し、実際の業務を行う際は、業務フローチャートを使用してみてください。
もちろん、動画コンテンツだけで完璧にマスターできる方はそれで構いません。
ただし、BUDDICAの業務はそれぞれ一例ではカバーしきれないイレギュラーやケースが存在します。
そのため、大枠を理解し業務工程が完璧であれば皆さんには心強いバディがいます。
バディも、人間です。
『○○さん、この業務の、えーっと、あのー、すみません、これがしたいんですけどどうすればいいですか?』
なんて質問をされると、一体どこから教えればいいのか分かりません。
ところが、
『○○さん、入庫業務のカラーコードの部分なんですけど、この車種はカラーコードはどれですか?』
と聞かれると回答が限定され、バディも教えやすくなります。
各業務に着手する際、慣れないうちはフローチャートを片手に行い、気づきや不明点が発生したらピンポイントで質問するようにしましょう。
マニュアルを基に自己成長を体感する
マニュアルサイトのトップには、レベル別のステップアップシートが配置されています。
これは、自らの進捗が可視化され、自分が今どのレベルにいて、次に何を学習すればいいのかが明確になっています。
バディもこのシートをもとに新メンバーの育成を行うことができます。
レベルアップという形を採用することで、自らの成長を確認することが可能です。
バディは、その成長を伴走しながら体現していく必要があります。
バディと共に成長する
一つの業務をマスターできて、ひとりで業務を遂行することができるようになれば、自信にもつながり、自分のやるべきこと、できることが増えます。
マニュアルを基にバディと共に体感してほしいことは以下3つです。
- 成功体験
- 自己効力感
- 組織効力感
成功体験
読んで字のごとく、成功した体験です。
前日、入社時にはできなかったことが今はできるようになっている。
この体験は自身の成長を大きく前進させます。
自分で認識することも重要ですが、もっと重要なポイントがあります。
それは、第三者からの成功評価です。
社会的成功体験ともいいますが、バディや先輩社員から『○○さん、この業務はもう完璧だね、いつのまにマスターしたの?』などといった評価を得たタイミングがきっとあると思います。
成功体験を積み重ねていきましょう。
自己効力感
成功体験にも似た一面もありますが、『自分ならできる』という意識です。
組織効力感
自己効力感の組織バージョンで、『自分たちならできる』という意識です。
バディや先輩社員と共に業務をマスターしていく過程で、きっと体感することになるでしょう。
使用上の注意点
当マニュアルはあくまで基礎固めを目的として作成されています。
応用や、アレンジは想定していません。
各店舗で若干違う手法や手順があるかもしれませんが、根底は一つです。
必ず抑えておくべきポイントは抜けもれなくカバーし、基礎知識・手順以外の部分は、店舗で管理してください。