グレードとは
車には「グレード」というランク分けがあります。
同じ車でもグレードが違うだけで新車価格が100万円以上変わる場合もあります。
当然、買取査定や販売時に値段を決める際に、このグレードは必要な情報になります。
同じ車でもグレードにより価値が変わるため、正確にグレードを調べる必要があります。
グレードの例:NBOXの場合
例えば、NBOXのグレードについて説明します。
G:新車本体価格 ¥1,299,000
L:新車本体価格 ¥1,418,000
NBOXの場合、一番新車価格が安いグレード「G」と一つ上のグレード「L」では、新車価格の差が約12万円になります。
ベースの「G」に追加装備があるのが分かります。
分かりやすい例としては、
- 左側のスライドドアが手動から電動へ変更
- 運転席と助手席にヒーターが付く
- 充電用USBが付く
このように、グレードによって便利機能が標準装備になったり、見た目が変わる車も存在します。
グレードの調べ方
グレードを調べる方法はいくつかありますが、一番ベーシックな方法を説明します。
国産車の場合
国産車の場合は、各メーカーがリリースしている車台番号から検索する方法が一般的です。
車検証またはコーションプレートの車台番号を確認し、検索してください。
https://tiarisauto.com/grade-search/
輸入車の場合
輸入車の場合は、AISのサイトを使ってグレードを調べます。
https://dic.ais-inc.jp/
ただし、国産車のグレード検索と比べると精度が落ちるため、参考程度に使用してください。
正確なグレードを調べるには、ユーストカーのカー辞典を使いましょう。このユーストカーの使用方法は別記事にて説明します。
ユーストカーのカー辞典を使ったグレードの調べ方
【練習】ユーストカーのカー辞典を使い、正確なグレードを調べる方法を説明します。
- ユーストカーのサイトを開く
- サイボウズの共通パスワードを開き、ユーストカーを選択してください。
- 各店舗に割り振られているIDとパスワードを使ってログインします。
- カー辞典を選択します。
これは、基本的に古すぎる車や一部特殊な車を除き、様々な車の情報を調べることができるものです。
日々の業務で多用するものなので、是非使いこなせるようになりましょう。
- BMW Z4のグレードを調べる
- メーカーと車名を選択し、型式まで選択します。
- 販売期間は車検証の初度登録と一致するものを選びます。
- 検索すると、Z4のグレード一覧が表示されます。
- グレード判別をクリックすると、グレード毎の標準装備が一覧で表示されます。
目の前にある車と見比べながら、該当する装備を確認し、グレードを絞り込みます。
最初は装備の名称が分からないことも多いと思いますので、バディや先輩社員にも確認しながら徐々に慣れて覚えていきましょう。