ボディタイプとは
車のボディタイプとは、外観の形状や車室の構造、用途による種類を指します。一般的に、車のボディタイプは以下の8つに分類され、それぞれに特徴があります:
- セダン(S)
- クーペ(CP)
- オープンカー
- ステーションワゴン
- ワンボックス
- ミニバン(W)
- SUV
- ハッチバック(HB)
車を選ぶ際、お客様好みのデザインのボディタイプを選ぶのも一つの方法ですが、使用目的や乗員人数など、ライフスタイルに合わせて提案することも重要です。
なお、同じボディタイプの車でも、乗員人数やシートレイアウトのパターンが異なることがあります。様々な車が存在しますので、徐々に覚えていきましょう。
軽自動車
街中で見かける黄色ナンバーの車が軽自動車です。
総排気量660cc以下、全長3.4m以下、全幅1.48m以下、全高2m以下、乗車定員4名以下などの制限がありますが、維持費の安さが最大の魅力です。
市場でのシェアは拡大しています。主な車種としては、ホンダNBOX、ダイハツタント、スズキワゴンR、日産デイズなどがあります。
コンパクトカー(ハッチバック)
ハッチバックとはバックドアが上下に開閉する扉のことです。
このタイプの車で全長が4mほどの車をコンパクトカーと呼びます。
以前はドアのタイプだけを指しましたが、現在ではコンパクトカーの仕様が基本的にハッチバックを採用しているため、ハッチバックと言えばコンパクトカーと認識されています。
主な車種としては、トヨタアクア、日産ノート、ホンダフィット、スバルインプレッサなどがあります。
ミニバン(ワンボックスカー)
ミニバンは室内空間に3列シートがあり、乗車定員が6人以上であることが特徴です。
主な車種としては、日産セレナ、トヨタノア、ヴォクシー、アルファード、ホンダステップワゴン、オデッセイなどがあります。
SUV
SUV(スポーツユーティリティビークル)は、スポーツカー並の走行性能と高い機能性が特徴です。
悪路走行に優れていますが、街中や住宅街ではその性能を発揮しにくく、アウトドア用の車というイメージが強いです。
なお、SUV=4WDと思われがちですが、2WDもあり、ボディタイプと駆動方式は別物です。
主な車種としては、トヨタRAV4、ハリアー、ランドクルーザー、ホンダヴェゼル、日産エクストレイル、スバルフォレスター、マツダCX-5などがあります。
セダン
セダンは最もベーシックなボディタイプで、客室と荷室、エンジンルームがそれぞれ独立しています。
基本的には4ドア仕様で、各スペースが独立しています。
静粛性や安全性に優れていますが、他のボディタイプに比べて車高が低く、車内空間が狭く感じることがあります。主な車種としては、トヨタクラウン、日産スカイライン、スバルレガシィなどがあります。
ステーションワゴン
ステーションワゴンはセダンのルーフを後方に引き伸ばし、荷室容量を拡大させたタイプです。
セダンがベースですが、室内は区切られておらず、車室と荷室が一体となっています。主な車種としては、トヨタカローラフィールダー、スバルレガシィツーリングワゴン、ホンダフィットシャトルハイブリッド、マツダアテンザワゴンなどがあります。
クーペ
クーペは「二人乗りの2ドア車」を意味します。
近年では後部座席を追加した4ドアタイプも増えましたが、「乗る」より「走る楽しさ」を目的としており、高い走行性能を重視しています。主な車種としては、日産フェアレディZ、マツダRX-8、トヨタ86、ホンダCR-Zなどがあります。
オープンカー
オープンカーは、コンバーチブルとは違い、オープンスタイルを基本とする車です。単にオープンカーと言う場合もあります。
ロードスタータイプはルーフが雨風除けでしかなく、箱型にはなっていません。主な車種としては、ダイハツコペン、マツダロードスター、ホンダS660、スズキカプチーノ、トヨタMR-Sなどがあります。
コンバーチブルとの違い
- 「屋根が取れる」車がコンバーチブル、「屋根も付けられる」車がロードスターと一般的に区別されています。