買取や下取を行う際、ローンが残っている車の場合、その残債を完済(0円)にするための手続きをご説明します。
しっかりと理解し、間違いのないように進めましょう。
大前提として、残債紹介は各信販会社によって異なります。
日ごろからインターネットに触れ合っている人であれば容易にこなすことができるでしょう。
このマニュアルはあくまで一例です。
流れを理解するためにご一読ください。
グーグル検索で各所有権元の残債紹介と検索すれば必ず方法がヒットします。
*一部ネット掲載していない会社もあるのでその場合は直接問合せしましょう。
今回はハリアーの残債照会を例に説明します。
この車は新車ディーラーで購入した際に【トヨタファイナンス】でローンを組んでおり、今回はそのトヨタファイナンスでの残債照会方法をご案内します。

まず、トヨタファイナンスの残債照会方法を確認します。
調べるとオンラインでの照会が可能ですので、その方法で進めていきます。
※残債照会はオンラインやFAXで行うことが可能ですが、会社によって異なりますので都度確認しましょう。
必要な書類が以下の通り記載されていますので、確認してください。
- 運転免許証、印鑑証明書、パスポート、住民票、健康保険証のいずれかのコピー
※ローンを組んだ当時と現在で氏名が異なる場合(例:婚姻による変更)、運転免許証の裏表コピーや公的な書類(発行から3ヶ月以内のもの)が必要です。 - 車検証の情報
この2点が揃えば問題ありません。次に進む前に注意事項も確認しておきましょう。
手続きの進め方
- お客様の情報を入力
残債照会依頼書に記載していただいたお客様の情報を正確に入力します。 - 車両情報の入力
残債を照会する車両の情報を、車検証や査定システムを参考に入力してください。 - 清算の選択
残債がある場合は「残債あり(未完済)」にチェックを入れます。 - 清算予定日について
清算予定日は、いつ完済手続きを行うか(振込日)の日付を入力します。この日を過ぎると清算金額が変わる可能性があり、お客様に迷惑がかかることがあります。
慣れないうちはバディに確認してから入力しましょう。 - 口座引き落としについて
直近の口座引き落とし分には基本的にチェックを入れてください。
これはお客様の毎月の引き落とし分も含め、BUDDICAが一括で清算するためのものです。
手続きが早く進むことが多いので、バディに確認しながら進めましょう。
万が一お客様の口座から引き落とされた場合でも、残債一括清算後にローン会社から返金されますのでご安心ください。 - 振込名義人について
振込名義人は基本的にBUDDICAで問題ありません。
一部の場合ではお客様名義で振込が必要なこともありますが、通常はBUDDICAで大丈夫です。 - 所有権留保解除承諾書について
「希望する」にチェックを入れてください。
これは残債一括清算後、所有権解除に必要な【完済証明】を発行してもらうためです。
完済証明があれば所有権解除の手続きもスムーズに進められますので、活用しましょう。 - 回答・問い合わせ先の入力
所属店舗の情報を入力し、通知用のメールアドレスは会社携帯で作成したGmailアドレスを使用します。 - お客様の身分証の添付
ローンを組んだ方の身分証コピーを1枚添付します。
不鮮明なものは照会できない可能性があるので、注意しましょう。 - お客様の同意確認
最後にお客様の同意確認にチェックを入れ、注意事項を確認した後、申込ボタンを押せば照会依頼は完了です。 ※これは、お客様から残債照会依頼書を回収しているため、同意を得ているものとなります。
残債清算書の回答が届いた場合の手順
登録したメールアドレスに残債清算書の回答が届きます。
そのメール内のURLをクリックしてください。
- 認証情報の入力
受付番号12桁、お客様の名前、車台番号を入力します。
受付番号は先ほど届いたメールに記載されています。
入力が完了したら、認証ボタンを押します。 - 残債証明書の確認
認証が完了すると、残高一括お支払明細書をダウンロードできるので、開いて内容を確認し、必要に応じてプリントアウトしておきましょう。
以上が、残債照会の依頼から金額確認までの流れとなります。
残債紹介が完了し、車両の入庫も終わり所有権解除に必要な書類も完備されていることを確認し振込申請にて残債の一括精算を申請しましょう。