AA仕入在庫の出品表作成ガイド

大変です!先輩!展示場に車両がたくさん入ってきました!!!



新入りくん、落ち着いてくれたまえ。
これこそ君がまずやるべき仕事の一つだよ!



。。。売りたい
。。。買い取りたい



まあ落ち着きたまえ。
この業務ができないと売り買いはさせないよ〜(笑)
今回は、AA(オートオークション)で仕入れた在庫車両の出品表作成手順について詳しく説明します。
1. 受入検査の実施
まずは受入検査を行います。
受入検査とは、商品化するための重要なステップです。以下のポイントを確認しましょう。
- 装備確認
- 傷の状態確認
- 加修の必要性判断
- 修復歴の有無確認
各項目についての説明動画がありますので、必ず確認して理解してから進めてください。
受入検査が正確でないと、お客様に透明性のある商品を提供できなくなります。
分からないことがあれば、即座にバディ(同僚)に確認しましょう。
セールスポイント一覧表
セールスポイント | 装備名称 | 類似OP | 優先度 |
---|---|---|---|
![]() ![]() | ナビ | 純正フルセグナビ 社外フルセグナビ | S |
![]() ![]() | フリップダウンモニター | 後席モニター | S |
![]() ![]() | 360度モニター(カメラ) | アラウンドビューモニター パノラミックビューモニター | S |
![]() ![]() | エアロ | モデリスタ TRD | S |
![]() ![]() | デジタルミラー | S | |
![]() ![]() | サウンドシステム | BOSE JBL マークレビンソン | S |
![]() ![]() | サンルーフ | パノラマルーフ ムーンルーフ | S |
![]() ![]() | 安全装備 | ホンダセンシング トヨタセーフティセンス スマートアシスト アイサイト | S |
![]() ![]() | 電動スライドドア | 両側パワースライドドア | S |
![]() ![]() | ETC | A | |
![]() ![]() | ドラレコ | A | |
![]() ![]() | スマートキー | スマートキーX2 | A |
![]() ![]() | バックカメラ | A | |
![]() ![]() | 電動格納ミラー | オートリトラミラー | A |
![]() ![]() | パワーシート | シートリフター | A |
![]() ![]() | レベライザー | B | |
![]() ![]() | ステリモ | B | |
![]() ![]() | ACソケット | 12V電源 | B |
![]() ![]() | バニティミラー | C | |
![]() ![]() | サイドバイザー | C | |
![]() ![]() | A(アイドリング)ストップ | C | |
![]() ![]() | P(プッシュ)スタート | C |
セールスポイントの記載順は結構重要!



FDモニター、TSS、ESC、etc
あまりにも暗号すぎます



時に短縮することでセールスポイントを多く書くことができますが、お客様目線で書き込むときはきちんと正式名称で書くことが望ましいだろうね。
標準装備とメーカーオプションの違いはユーストカーのカー辞典を見ながら確認していきましょう。
セールスポイントの最優先はメーカーオプションです。
同じような車で検討する場合、オプションで差がつくことがあるからです。
他社と比べ、BUDDICAの在庫を選んでもらえるように意識しながらセールスポイントを並べていきましょう。
初心者必見!セールスポイント自動出力シート
とはいえ、最初から正確にセールスポイントを見つけ、入力することは難しいでしょう。
そこで、BUDDICAでは初心者用のセールスポイント作成サポートツールを準備しています。


メーカーオプションを並べる順番は、金額順です。
オプションの金額が高い順にグレードの後に並べていきます。
2. 車内の出品表確認
車内には出品表が車載されています。
*車内に無い場合もあるのでバディーに確認しましょう。
これを基に装備や傷の状態を確認しながら、受入検査を進めます。
AA会場で厳しくチェックされた場合でも、鵜呑みにせず、バディや先輩に確認しながら進めてください。
この車が次のお客様に繋がるという意識で、正確に受入検査を行いましょう。
チェックすべき重要ポイント
- 車両型式
- 車台番号
- グレード
- 年式
- カラーコード
年式以外は、車両のコーションプレートを見れば確認できます。
グレードは車体番号からメーカーのグレード検索サイトで、カラーコードも検索することで正式名称を取得することができます。
3. 走行距離の確認
- メーターを確認し、走行距離をメモしましょう。
- トリップメーターと間違えないように注意してください。
ODOと表記がある数値が走行距離です。
*こちらもODO表示が無い車両もあるので注意が必要です。
4. 安全ブレーキ関連の確認
- 衝突軽減ブレーキのスイッチを確認。
- オートハイビーム、アイドリングストップ、横滑り防止、コーナーセンサー、プッシュスタートボタンもセールスポイントなので、メモしておきましょう。
5. オーディオ系の確認
- ナビの機能を調べ、型番を確認。
- TVはワンセグかフルセグか確認。
- Bluetoothオーディオ、DVD(Blu-ray)、バックカメラ、360度カメラの有無を確認し、出品表に記載します。



ナビのサイズも8インチ以上の場合はサイズも記載しましょう!
6. エアコンの種類と故障確認、シフト位置
- ACスイッチがONになっていることを確認し、冷風が出るか確認します。
- エアコンが故障している場合、修理費が高額になるため、十分注意して確認してください。
- シフト位置を確認し、出品表に記載します。
7. 電装品の確認
- ETC、ドラレコ、パワーウィンドウ、電格ミラーの動作確認を行います。
- ドラレコが前後に付いているか確認し、出品表にメモを取ります。
- 内装の傷や汚れも確認し、メモします。
8. 外装の状態チェック
- 出品表の傷記号を見ながら、1パネルずつ確認します。
- 実際の傷の状態を確認し、出品表に反映させます。
- Fガラスや天井も忘れずにチェックし、出品表に書かれていない傷があればメモします。
9. コーションプレートの確認
- コーションプレートの色番号と車台番号を確認します。
- 出品表記載のカラー番号と車台番号が一致しているか確認してください。
10. 修復歴の確認
- ドアのシーラーの状態を確認し、パネル交換の有無を判断します。
- パネルやサイドシル、バックパネル、トランクフロアも全て確認します。
- 修復歴の見分け方については、別途動画で学びましょう。
最後に
受け入れ・査定は経験が重要です。
慣れるまでは勉強を怠らず、査定ができる先輩に教わりながら経験値を上げていきましょう。
正確な受入検査と出品表作成で、お客様に透明性のある商品を提供しましょう。